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融資を借りれるなら借りた方がいいのか?
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融資については、「借りられる局面では、可能な範囲で確保しておくべき」という考え方が、経営上の一つのセオリーとして存在します。

十分な資金余力を持つことは、攻めと守りの双方において経営の安定性を高めるためです。
攻めの観点では、人材採用や広告投資、新規事業への着手など、成長機会に対して迅速に資金を投下できる体制を整えることができます。
一方、守りの観点では、万が一業績が悪化し赤字に転落した場合でも、事業再建までの「時間」を確保することが可能です。実務上、赤字に陥ってから新規融資を獲得することは難易度が高いため、平時のうちに余剰資金を確保しておく意義は大きいと言えます。

もっとも、「借りられるだけ借りる」という考え方を無条件に適用すべきではありません。以下のようなケースでは、安易な借入はかえって経営リスクを高める可能性があります。

① 無策の赤字補填を目的とした借入
赤字を埋めるためであっても、具体的な改善策や再建シナリオが描けていない状態で借入を重ねることは、問題の先送りに過ぎません。結果として負債のみが膨らみ、企業体力を一層毀損します。コロナ関連融資の返済開始後に倒産件数が増加している現状は、その典型例と言えるでしょう。

② 資金繰り表・キャッシュフロー計画が未整備
資金繰り計画を持たずに資金を確保することは、非常に危険です。回収期間や資金の循環を考慮せずに投資を行うと、手元資金があるにもかかわらず資金繰りが悪化するという本末転倒な事態を招きかねません。

③ 明確な経営戦略が存在しない
戦略なき借入は、経営判断の質を下げるリスクがあります。余剰資金があることで、優先順位の低い支出や効果の薄い投資に資金を投じてしまう可能性が高まるためです。

融資は「資金を増やす行為」ではなく、「戦略を加速させるための手段」です。
その効果を最大化するためには、明確な経営計画の策定と、日常的な数値管理・資金管理を徹底したうえで、戦略的に活用していくことが不可欠と言えるでしょう。サポートのご相談はお気軽にどうぞ。

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